伊東家の住宅ローン
平成7年、私の父である伊東敏さんと母である可代枝さんは念願のマイホームを建てました。思えば結婚以来中古住宅、建売住宅を渡り歩き結婚19年目にして初の注文住宅マイホーム。娘の私、加奈子は高校を卒業する年でした。
中古住宅を購入し、ローンが終わり、建売住宅を購入したのは私が5才の時。そのローンが終わったのは私が12才の時でした。父はキャリアアップの転職をし、お給料も右肩上がり。時代はバブルへ向かって超好景気。
そこから母は貯蓄に励み、○○○○万円の頭金を元手に念願の土地を購入、涙のマイホーム建築となったワケです。父48才の時の出来事です。バブル崩壊の波が静かに押し寄せる中、なんと月々20万円のローン返済が始まりました。ローンを返済しながら○○○○万円の頭金を貯蓄出来る世の中だった言うことは、○○○○万円の頭金でも多額のローンをしなければ土地が買えない時代でもありました。
それでも伊東家は絶好調。母もフルタイムで仕事に出ていましたので、父のお給料だけでローン返済はラクラク。
と~こ~ろ~が~。
ついに伊東家のバブル崩壊。ローン返済開始からわずか5年、母が仕事を辞めました。それでも母の蓄えと父のお給料、働き始めた私の家への入金(スズメの涙)で家計は万全。まだまだ伊東家バブルが崩壊したとは思っていない我が家。突き進む伊東家。
そしてついにやって来たその時。
父の会社も不景気の影響から大幅給料カットが始まりました。月々20万円が重く重くのしかかります。伊東家に節約の二文字が刻まれ、母自慢の照明器具から電球が抜かれ始めたのもこの頃です。
今年は金利固定期間の終了年。何の因果か住宅ローンに密接に関わる仕事を始めていた私の元へ両親からの相談が。「月々返済を減らしたい。」当たり前だ~!!なんでもっと早く相談しない~!!
父はすでに定年退職、再雇用、年金までもらっている年齢です。金利の良い商品に乗り換えることは到底難しく、何とか繰上げ返済をして月々返済金額を減らす方向に進みました。
伊東家のローンが終わるのは平成31年、あと10年です。父は何と74才の時までローンを返済します。書いていて恐ろしくなってきました。
皆さん、家を建てる時期に迷うことはあるでしょう。
そして私のお客様への資金計画にはローンの返済について細かく触れて行きます。そして必ずゆとりを持ってお家の計画が進められる提案をします。出せるお金と出して良いお金は違うのです。
伊東家の出来事が良い見本。私の根底には両親の失敗(って言ったら怒られますが)があるのです。だから細かく細かく資金のお話をします。だって本当に大切なんですもの。
平成31年、父74才、母72才の時にやっと我が家はローンから解放されます。
お父さん、お母さん、長生きしてね~。

ありがとうございます!
