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伊東さんちの家づくり 21 姉の憂鬱
私には3つ年下の弟がいる。
私が「家を建てるって言ったら建てる!!」と家族に宣言して5ヶ月。
この5ヶ月間でウチの弟が彼女の存在を臭わせはじめ、そして彼女を家に連れてくるようになった。
先日、正式にウチの家族へ紹介してくれたらしい。(私は仕事で不在だった)
両親、大喜びである。
ウチの弟は32才。健全な若者なら彼女がいて当然だろう。
私はうすうす彼女の存在に気がついていたが、弟はず~っと黙秘であった。
黙秘するくらいである。家に連れてくることなど今まで皆無であった。その弟が彼女を紹介したのだ。
そりゃ両親大喜びであろう。
家を建てるなどとんでもないことを言い出した娘(私の事)に夢や希望を失った両親。
(父の夢=私の結婚だったそうだ)家を建てることに対しては賛成してくれてはいるが、もはや娘(私の事)から孫を望むことは難しい。(独身女性が家を持つと婚期を逃すってMROラジオ人生相談のツキリュウカさんも言っていた)
両親の儚い夢は弟へ託された。
孫を抱くと言うごく一般的な夢が叶うかもしれない両親はそれはそれは大喜びであった。
(私の新築より大喜び)弟が彼女を紹介しただけで今年最高の盛り上がりを見せる伊東家。
私はふと思った。
今までも弟には彼女らしき存在のニオイはあった。でも今回は存在が明らかにされたワケである。「もしや私がジャマだったんじゃ・・・」(たぶんその通り)
「やっぱり小姑がいると難しいのか・・・」(ツキリュウカさんも言っていた)
お姉ちゃんは今までアナタ(ウチの弟)のジャマでしたか・・・。
う~ん、そうだったのか・・・。(そりゃそうだ・・・)
2011.9.22
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創立記念日
9月15日はみづほ工業の創立記念日です。
創立記念日ということで
先週末、家族親睦会が行われました。社員や協力業者さんの家族との
ボーリング大会&懇親会。
こんなにずらーっと。小さいお子さんも多く、とってもにぎやかな会でした。
ボーリング上位者には景品があたります。
私が密かに狙っていた
折りたたみ式自転車は磯見課長のもとへ。残念です。。
みなさん、普段は眉間にしわをよせて仕事をしていても
家族といるとやっぱりお父さん! ですね。改めて
たくさんの業者さんの協力があって
仕事ができるのだと感じます。また、支えてくれている家族へも
感謝の気持ちを忘れず、
今後も頑張っていきたいです。最後になりましたが、急に寒くなってきましたね。
皆様も、体調崩されないようお気をつけください。2011.9.20
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伊東さんちの家づくり⑳家づくりは相談の賜物だと思うの巻
私の友人が新築中だ。
完成は11月と言うことなので、ほぼウチと工期が一緒。彼女の場合、お義父様(ご主人の父上)と同居の為、家づくり資金は100%お義父様の出資だと言うことであった。もっと厳密に言えば彼女夫妻の家ではなく、お義父様名義の家になるようである。
そしてそれはすなわち彼女にはハウスメーカーを選択する余地もなく、そこに意見を述べられる立場ではないことを表している。(と彼女が言っていた。)
あっという間に事が進み、あっという間に建築が始まったらしい。
実際、私が初めて建築中だと聞いたのは彼女宅(お義父様宅)の上棟、その日だった。
その段階で窓を全て変更したいと言っていた彼女にもビビッたが、何の説明も無かった業者(でも多分お義父様には説明済みだったと思う)にもビビッた。通常の場合(みづほ工房の場合で言うと)上棟より順調に作業が進めば現場へサッシ(窓)が搬入されるのは4~5日後なのだ。窓は発注より約2週間で納品となるため、どんなにゆっくりしてても上棟には最終決定をして発注したい。
窓、今から変更ですか・・・。若干こわいですけど・・・。
そして昨日、またしても彼女から電話があった。
今度は内装(クロスとかカーテンとか)の相談(って言うか愚痴の類)であった。
彼女によると昨日全てのクロスを決めたらしい・・・が、建築業者は3日前にやってきて「3日で決めろ」と言ったそうである。実際分厚いカタログであるが、実物クロスは5㎝四方程度の見本しか載ってない。業者も彼女の相談には乗ってくれなかったそうだ。
いや彼女によると、おっさん(って彼女が言ってたんですよ)が入れ替わり立ち替わりやってきて見本を置いていくそうだ。当初、彼女もおっさん(彼女曰く)に相談を持ちかけたが、おっさんには全く伝わらなかったそうである。そのうち、彼女はおっさん(あくまでも彼女曰く)に相談することをあきらめた。
分厚いカタログを前に途方に暮れた彼女が出した結論は「全部一緒でいい」。
そりゃそうであろう。
家事に育児に自分の体調(彼女は現在第二子を妊娠中)に毎日大変なのだ。
3日で決めろ、相談には乗らない・・・なんてありえない。彼女はもはや笑いしか出ないそうである。
私に「全部最初からやり直したい」と言っていた。私は考えた。
これが全て自分たち夫婦のお金で建てたものだったとしたら、最終的に「全部最初からやり直したい」程度の感想で済むだろうか。(それも充分せつない感想であるが)って言うか私のウチだったら発狂(そして最悪の場合訴訟も考えるかも)である。
家は業者のものでは決してない。
工期内に工事を収めるのは業者の責任かもしれない。でも家はお客様の一生の財産なのである。ウチだって35年もローンを組む、紛れもない一生の財産だ。
乱暴かもしれないが、家づくりを単なる毎日の繰り返しにしか感じない業者とは家づくりをするべきでは無いと思う。1棟、1棟がお客様の宝物なのだ。家づくりとはそのことを理解してくれる業者と一緒に行われるべきだ。
ちなみウチの場合、何でもしつこく相談する私(普通は旦那さんとかに相談する)に現場監督をはじめ大工さんや電気屋さんもちゃんと向き合ってくれる。
大工さんに至ってはウチの置き家具の寸法と配置バランスを暗記している。
(それぐらい私がしつこく何度も相談した)電気屋さんにも壁に付けるブラケット照明器具の位置を細かく相談した。
↓電気屋さん、壁に付ける鏡の位置まで位置出しをしてくれた。
色んな機器のリモコンやスイッチが混在する壁を凹ませることとした伊東家。
その大きさをイマイチ掴めない私に大工さんがボードを切って実際の場所に貼ってくれた。
↓見にくいが、凹ませる壁の厚みや家具の天板の高さまで位置出ししてくれている。
時には「全く分からないので現場の方にお任せします」って言うような事も実際に現場で丁寧に説明してもらえる。(でも残念ながら全く分からず、良いのにして~ってお願いするだけだった)
現場では色々な事が起こり、時には思い通りに行かないことだってあるかもしれない。
でも皆がウチの為に誠心誠意で仕事をして下さっていることは私は重々承知している。家づくりってこうあるべきと日々実感である。(特に彼女の話を聞いて確信している)
私の友人が言うように、家づくりにおいて「おっさん」クラスの年齢の男性が多々登場するのは間違いない。確かに「おっさん」クラスの年齢の男性に奥様イメージは伝わりにくい。
でもそのために私のような立場の人間がいる。
私のお客様は私と一緒に物事を決めていく。納得がいくまで私はお付き合いをさせて頂く。それでも「思った通りにならない~」って言うことも起こるかもしれないが、充分考えて頂く時間と充分の相談時間を持ったことで、お客様は納得して下さる(本当は大満足を目指したい)。
私の友人と話したことで、改めて皆様の家づくりに向き合う覚悟が出来たかもしれない。
りっちゃん(私の友人)ありがとう!!
りっちゃん(私の友人)は自分のお家より私のウチを楽しみにしているらしい。
りっちゃん、近所だからいつでも待ってま~す。
2011.9.17
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伊東さんちの家づくり⑲セコムしてますか~?の巻
本日の伊東家。
お天気なので足場シートはまだめくってありま~す。内部は床下地の杉板が張られ、安全に歩くことが出来るようになった。
電気屋さんも配線中。
見えますか~?ウチの丸太梁。
カビ退治完了で~す。(もいっかい退治してくれるらしい)そして今日のテーマはタイトル通りの防犯対策である。
なぜこんなことを突然考え出したかと言うと・・・。
お盆休みに久しぶりに会った友人がきっかけであった。彼女は3年ほど前にお父様を亡くした。
お父様と二人暮らしだった彼女は一戸建ての住まいを相続し、一戸建てに一人暮らしとなった。一人で晩ご飯を食べるのはイヤだと言う彼女。(私は一人でも全く問題なし)
週に4~5回は外食なのである。そして今年のゴールデンウィーク。
何と彼女のお家に空き巣が入った。2階のバルコニー(ウチと一緒なんですよ・・・)のガラスが割られ、室内に侵入した犯人(たぶんグループ)。金品(金庫ごと)や宝飾品(お父様の形見もあったらしい)はおろか、ブランド物のバッグや時計、挙げ句の果てには下着までを盗んでいった。
彼女によると「駐車場に車を止めてバルコニーから侵入。土足で物色し、玄関から出て車に積み込み、何事も無かったように出て行った」そうである。
警察による現場検証は明け方まで続き、彼女はその後一切の睡眠を取らず泥だらけの床掃除をした。
そんな彼女に私が新築していることを伝えると真っ先に言われたのは「セキュリティー第一」であった。
被害に遭ったのである。当然のことであろう。新築中の伊東家はリビングが2階で寝室も2階。
居室(普通の部屋)の窓は絶対引き違いが良かった私は1階にある予備室の窓を引き違い窓にしていた。窓で一番危ないのは引き違い窓だ。
そして私の在宅時間を考えた。
私の勤めるみづほ工業は7時30分からみんなで掃除をする。
そして7時50分頃からラジオ体操(しかも第二まで)をして、その後朝礼である。よって私の出社時間は朝7時過ぎ。
そして通常業務を終えて家に帰るのは午後8時~9時頃になる。
自宅滞在時間は11時間程度であった。13時間が不在なのである。危険かも~。
泥棒は必ず下見するらしい。
ウチに金品があるかどうかは入ってみないと分からないが(何も無いんですけどね)、不在かどうかは見れば分かる。伊東家、やっぱり危険かも~。
と言うわけで伊東家は警備会社を入れることになった。
私の予算は月々6千円。(毎月1万円のデパート積立から捻出することに決定)防犯の関係上、セキュリティーの詳しい内容は差し控えるが6千円でもかなりの充実ぶりである。
通常のご家族での生活においてセキュリティーをどこまで考慮するのかは皆様の意志にお任せしたい。警備会社のセキュリティーまでいかなくとも、引き違い窓に防犯フィルムを貼ったり、大きな音がするセンサーを付けたりすることも出来る。
大切なお家と家族を守るためにセキュリティー検討もいかがですか~。
ちなみにブランド物を多数所有していた私の友人の被害総額は2000万円だったらしい・・・。
それってウチの新築金額より高いんですけど・・・。
(でもそれは言えなかった。何の見栄だ、私ってば・・・)2011.9.8
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伊東さんちの家づくり⑱金沢市の助成を活用しますの巻
伊東家、現在足場シートに覆われ中。
(ちなみに今日は台風予防の為、シートはめくられています)
夜間見学では中の様子は一切不明。
でも着々と進んでおります!!リビング&キッチン付近。
(伊東家にダイニングは存在しない→面積縮小&一人でダイニングテーブルに座る必要も無し)
がーん、丸太梁にカビが・・・。悲しすぎる光景・・・。
大切にされすぎた伊東家の丸太梁。
製材されて上棟までの間、大切に大切にビニールにくるまれた結果、なんとカビが・・・。伊東さん、ショーック・・・!!!
でも大丈夫。
昨日、用事があって現場に赴くとカビも退治され、丸太梁はすっかりきれいになってました。そうそう、既に断熱材入れにも着手し毎日着々と進行中。
そして今日はまだお話していなかったことを一つご紹介。
金沢市では金沢市産まれの杉を柱に使うとMAX25万円(だったはず・・・)の助成が受けられま~す。
金沢産まれマーク。
でも金沢産まれの木材はまだまだ希少な為(林業に携わる方が少ない証拠である)一般に流通している杉柱と比べて割高。しかも50本以上利用することなどが条件となる。
伊東家の場合、柱の本数が64本。
1本当たり2800円の助成があるので、64本×2800円で179200円。
ここから1万円以下は切り捨て。(何故だ・・・)
伊東家、800円の差で受けられる助成は17万円になった。そして希少な柱は割高となり、その差額はおよそ10万円。
よって伊東家が実質プラスとなる金額は7万円である。
(ジャパネットたかたならテレビとDVDがセットで買える程度)ウン千万など今までの自分史上見たことの無い数字がうごめく新築で、7万円と言われると「たった7万円!?」となるかもしれない。(金銭感覚が完全にマヒ)
でも例えばスーパーで鶏もも肉が100g400円だったら絶対買わない。
鶏もも肉は100g100円が相場である。そんな金銭感覚が私の基本のはず。
7万円ってでっかくない?
鶏もも肉70kg買えるし。(いや買わないし・・・)と言うことで伊東家は金沢市の助成金を受けることとなりました。
ちなみにこれは着工前申請です。
ご検討される方はお早めに~。2011.9.4
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