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庭もいいものですよ。
住宅の営業と言う仕事柄、日々様々な方の価値観に触れる。
例えば車庫やガレージ。
趣味のバイクや車を手入れする為に必要と言う方は案外少ない。
多くの方が「雨に濡れずに車に乗りたい」と言う理由でそれらを設ける。
もちろん雨に濡れずに乗り降り出来ればそれに越したことはない。
伊東家の場合、間口(土地と道が接地している長さ)が狭く7.5mほどしかない。
ただ方角は南向きなので玄関は非常に明るい。
車庫はその多くが幅5.5mなので、ウチにそんなモノが付いたらせっかくの玄関が真っ暗になる。
私の価値観(とウチの間口&方角)の中に車庫は必要なかった。
そしてはっきりと2つに分かれる住宅価値観として「庭」がある。
庭を不要と考える方の多くは「草むしり」「虫」がイヤだと言う理由だ。
非常にひじょーに良く分かる。
お庭屋さんに聞いたところ「虫の付きにくい木などない」らしい。
害虫の中では超有名なアメシロは蛾なのだ。
「わーい、わーい」と優雅に空を散歩。
「おっ、ここにしよーっと」とそこらの木にとまる。
そして卵を産むそうである。
こんな感じだと「まぁ防ぎようはないわな~」となる。
だから庭は不要と言う価値観もとても分かる。
ウチは庭が欲しかった。
もちろん虫も来る。(昨年はアブラムシ発生→それを食べに蜂も来た)
草だってすぐに生える。(今年に入って草むしりは2回している)
でもね。
桜の終わった今の季節、伊東家の庭(猫の額)は春満開なのだ。
年々花付きが良くなるジューンベリー。
私の宝物、リキュウバイ。
大雪にも負けずに見事冬越しをしたパンジーやビオラちゃん。
もうすぐブルーベリーやナツツバキ、ドウダンツツジも花を咲かせる。
それが終わるとラベンダーである。
ご近所さんからも「毎年楽しみ」と言って頂いた。
住人も毎年楽しみである。
季節を感じる庭。
ぜひチャレンジして欲しいと思うが価値観は価値観・・・。
2018.4.20
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