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家を浮かせる!?
以前のブログでご紹介した着工前打合せ「安全協議会」から1ヶ月半が経ちました。3件の住まいはすでに2件が上棟し、順調に工事が進んでいます。早く上棟の記事を書きたいのですが、私のブログ更新が後手後手・・・。頑張ります!
さて今回のテーマは基礎。みづほ工房ではベタ基礎を採用しています。
家の基礎には家自体の重量と家具などの内容物の重量が荷重されます。と言うことは基礎の底面(土に接する部分)の面積が小さければ小さいほど、そこにかかる荷重が増え土にめり込む可能性が大きくなるのです。そこでベタ基礎の登場です。ベターっと基礎を造築するからベタ基礎と呼ばれているのか・・・。ダジャレのようですが、真剣なお話です。
ベタ基礎とは基礎の底面を1階の面積いっぱいにまで広げ、それ全体で家を支えます。大きな面積で家全体の重量を受けるため、荷重が分散し底面の面積当たりの荷重は小さくなります。つまり基礎で家を支えて家全体を浮かせるようなカタチになるわけです。
地盤調査を行い、必要であれば改良を行う。そしてベタ基礎。地震に強い家づくりにはこの工程は欠かせないでしょう。
余談ですが、ある基礎工事業者さんの一言。「上棟するとお客さんは見に来てくれるけれど、基礎の時はほとんど見に来ないな~」基礎工事は家づくりの要です。ぜひ見に行って下さいね!
2007.10.30
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地盤改良の必要性
ここ数年、と言うよりずっとかもしれませんが地震が目立ちます。
阪神大震災以来、石川県では「森本・富樫断層」が有名になりました。
「森本・富樫断層」それは森本から富樫ではないってご存じでしたか?何を隠そうスタート地点は「中津幡」、そしてゴール地点は「鶴来 日御子」という加賀方面縦断コースなのです。こんなに長かったとは・・・。これではそんじょそこらのことでは断層からは逃げられません。
詳細は現在も調査中のようですが、確かに断層の真上に家があるとこの断層での地震の際は家は倒壊してしまうでしょう。ではどこに家を建てましょうか?高台?それとも海側?さらに深く担当者に聞き込みをしてみると「高台は安全そうだが実は古~い断層がここにも、ここにもあるよ」それでは海側か!?「大地震の時は海側は液状化現象の恐れがあるな~」それじゃ一体ドコが良いの?
海に囲まれた石川県に住む私たちは大地震の際は覚悟を決めたほうが良さそうです・・・。
ただし家を守るには方法もあります。その一つが地盤改良。改良をしたからと言って無被害であるわけではないでしょう。しかし地盤沈下による家の傾きや微震への対応には力を発揮してくれるのではないでしょうか?
まずは家を建てる場所の正確な地盤状況を知りましょう。調査は井戸掘りのような機械で5箇所行います。調査結果も必ずチェックしましょう。調査結果により改良が必要かどうかはわかります。
そして調査結果の報告書を必ず見せてもらいましょう。そこにはアナタの土地の状況が如実に表れているはずです。報告書には改良の必要性の考察もありますが、建設業者の考察も踏まえ改良するべきかどうかを判断しましょう。
時々聞くのは「以前も家があったから改良は必要ないのでは?」という意見。実際には私もこの仕事に就く前はそう思っていました。ところが建替えでも調査結果を見ると驚きの結果が!という場合も往々にしてあります。
確かに地盤調査や改良にはコストもかかります。決められた予算内で新築を考えると「地盤改良のコストさえかからなかったら・・・」と考えるかもしれません。立派な庭やカーポートは確かに欲しいですよね。でも地盤ばっかりは家が建ってしまっては手を付けることが出来ません。家をどかして地盤改良出来ないですものね。
基礎の基礎の基礎である部分。「地盤の状況を知り、必要ならば適した改良を行う」これを必ず忘れないで下さいね。
2007.10.19
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構造現場見学会開催!
10月27日(土)・28日(日) 白山市柴木にて構造見学会を開催します。
完成してからでは見えないところこそ、家づくりにはとても大切な部分。
建築中の今でしか見えない部分をぜひ、現場でご覧下さい!
見学会場の詳細はHPでご確認下さい。
https://www.mizuho-ie.com/event_detail200710.html#432007.10.18
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住まいの勉強
昨日10月10日は旧「体育の日」でした。私が小学校だったころ(かれこれ十ウン年前)この日は6年間ずっと晴れ!そして昨日もやっぱり晴れ!しかし体育の日が十月の第2日曜日になって数年、最近はすっきり晴れない日もありますね。
私の予想を裏切らない荒天となった10月8日、産業展示館では「住まい博・住まいの学校」が開催されました。荒天の中、多数の来場者があったのは「住まいの学校」が魅力的だったのか、はたまた4号館の「ラーメン博」が人気だったのか・・・。とにかく昨年を大きく上回る来場者だったようです。
今年のテーマは「学校」。時間割が決められてテーマごとにセミナーがあるのですが、講師は「先生」と呼ばれお客様さながらは生徒の様相です。みづほ工房の先生は営業担当の松田。美人司会者に「松田先生」と呼ばれても喜べなかったくらいの緊張が彼を襲っておりました。(涼しい日だったのに汗かいてましたし・・・)
緊張汗だくの松田先生。
「家族のつながり」をテーマとした間取りのお話がメインでしたが、「このような間取りだから家族のコミュニケーションが深まる」という通りいっぺんの話だけではなく、過去の事件を例として「なぜこの事件は起こったのか、実際の加害者の住まいはどのような間取りだったのか」という切り口で間取りを提案。最初はまばらだったお客様(生徒?)もこのあたりから少しずつ増えてきて、最後は立ち見の方もいらっしゃいました。
この授業のテキストをご希望の方はお気軽にフリーダイヤルまで。読みやすくてわかりやすい内容ですよ!
お問い合わせ:0120-811-324(ハイ、ミヅホ→この当て字にはまだ私は納得してない・・・)
2007.10.11
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