-
祖母の入院
とても個人的な話なのですが10日に祖母が入院しました。
ほんのわずかですが脳内に出血がみられたのが原因です。症状はすでに治まり、今はリハビリなどを行っています。入院してからすぐに祖母に会いに行きたかったのですが、母が「今はまだ痛みもひどいから行かない方がおばあちゃんの為だから・・・」と言っていたので、1週間待ってみました。
そして今週の水曜日、午前中は仕事を休んで祖母のお見舞いへ。
ショックでした・・・。入院の1週間前には「女性用のおしゃれウィッグが欲しいからデパートへ行きたい!」と言っていた祖母が介護を必要としているのです。私は毎日家へ帰るのが遅く、母はすでに帰宅していましたので全く知りませんでしたが、母は毎晩8時まで祖母の介護で病院に行っていたのでした。
まだ介助が無ければ食事を取ることもトイレに行くことも出来ません。私は福祉住環境を整える提案が出来る資格を持っていますが、私のような健常者にはわからないことがたくさんありました。例えばトイレに行く時、祖母は一人では立てません。母が体を起こし、祖母は歩行器につかまり、そして点滴まで付けた状態でトイレに行くのです。
お客様の住まいの間取りをお話させて頂く際に廊下の幅員やトイレの入り口、階段の幅などを決めていく作業は必ずあります。今はまだ元気でも介助を必要とする状態になった時、私が思っている幅員で足りるのか・・・今回の祖母の入院は私の今後の考え方にも大きな影響を与えたように思います。そして恥ずかしい話ですが資格は持っているだけでは決して役に立たず、学んだことを活かしてこそのものだったと痛感しています。
2008.3.21
詳細を見る
前へ
次へ