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伊東家から高齢化社会を考える・・・の巻(大袈裟)
何度かこのブログにも書きましたが、ウチの祖母が体調を崩しています。
https://www.mizuho-ie.com/blog/?m=20090304
一度は復活を見せましたが、最近はめっきり不調続き・・・・。
最初の入院は軽い脳梗塞でした。そこから徐々に具合が悪くなり最近は認知症も出ています。幸いにも入院しているのが近所の病院なので、母が毎日お世話に通っています。
本来は入院するほどの病状ではないのかもしれませんが、ケアマネージャーさんと相談した結果、まだ家に帰るのは不可能に近いという結論に達し、現在も入院しています。歩くことが思うように行かず、家に帰ると思わぬところで転んだりして骨折などの可能性も考えられると言うことで入院を続けています。
本当は母と同居すれば良いのかもしれません。ただ母の家は祖母の家ではなかった為(嫁に行ったので当たり前)家に連れて来ても、たぶん祖母は「家に帰る」と言うのです。本来の祖母の家(母の実家)は寒い廊下がただひたすら続く家。家の中に中庭もあったり、危ないことこの上ありません。
祖母は昭和3年生まれ(82才)、看病を続ける母は昭和23年生まれ(62才)。
母にも限界が近付いています。老老介護ってこういうコトか・・・?家づくりを考える時「将来に備えてバリアフリーを・・・」という意見も良く聞かれます。
祖母を見ていると備えはもちろん必要だと思いますが、決してそうとも言い切れません。
祖母はこのような症状が出ましたが、老後にどんな弊害が出るのかはそのときになってみないと分かりません。(実際に85才の祖父は今でも車を運転出来るほど元気です、免許返した方が良いって・・・おじいちゃん!)30代や40代で考える家は30代40代が住みやすい暮らしやすい家が一番なのではないかと考えるようになりました。(もちろん後々にリフォーム可能なようにはしておくと良いですが)どんな症状、どんな弊害が出るのか予測不可能な今、それらを全て網羅する間取りや廊下の幅をつくっておくことはやはり難しいのです。
老後の心配は尽きることはありません。
ただ今現在でそれを予測出来ることも出来ないのです。将来への備えはリフォームで改善、もっと今の私たち、子供たちが暮らしやすい家を目指すのは正解の家づくりなのかもしれないと考える今日この頃です。
2010.2.10
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