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瓦屋根
能登半島地震から約2週間が経ちました。
今だ明日のことも考えられない生活を強いられる方が大勢いらっしゃることに心が苦しくなります。
そしてたった今も地震があり私たちの会社内でも揺れを感じました。
金沢市は比較的被害が少なかった地域です。
それでも車を走らせていると屋根のてっぺん(棟と言います)にブルーシートが掛かったお宅を多く見かけます。
瓦屋根の棟が崩れてしまったと推測出来ます。
現在ご新築を検討中の方の中には瓦屋根に不安を覚える方も出てくることでしょう。
最終的には個人の気持ちと判断によるものと思いますが個人的には現在の瓦屋根に不安は感じていません。
それにはちゃんとした理由もあります。
①瓦屋根の場合は「重い屋根」として然るべき構造計算が行われます。
②現在の瓦は土で固めたり銅線で引っ張るような施工がなされず桟で受け、ビスでしっかり留められます。
この2点が大きな理由です。
棟が崩れてしまったお宅の多くは昔ながらのとても立派で大きなお住まいだと感じます。
恐らく土で固め、銅線で引っ張る施工方法がなされていると思われます。
現在の瓦施工方法で棟が崩れたお住まいは金沢市内だと見かけることはありません。
ちなみにみづほ工房では(株)鶴弥スーパートライ110と言う瓦を中心に取り扱っています。
110は風速110mの試験にも耐えた証だそうです。
そして鶴弥様のHPには耐震試験の様子も確認出来ます。
独立行政法人都市再生機構の三次元振動台にて試験を実施。阪神大震災の地震波においても瓦のズレ、破損、脱落はなく震度7クラスの地震でも脱落しないことが証明されました。震度7クラスの大地震でもハイパーアームが耐震性を発揮します。(鶴弥様HPより引用)
「重い屋根」としての構造計算、各種試験でも耐えた防災瓦。
瓦屋根でも安心して頂ける材料になれば幸いです。
みづほ工房スーパートライ110施工例です。
記:伊東
2024.1.16
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