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伊東さんちの家づくり⑪なぜ家を建てるのか?
家を建てる!と周囲に宣言して早数ヶ月。
一番良く聞かれる質問である。融資事前審査でも真っ先に聞かれた。そこで今回は私が何故家を建てるのか?についてお話したいと思う。
(別に聞きたくない?まあまあお付き合い下さい。)理由は2つ。
まず1つ目。
自分自身が土地を購入したり、住宅ローンを利用したり、みづほ工房で家を建ててもらったりすることで初めて分かるお客様皆様の気持ちが知りたかった。
きっとイライラすることもあるだろう。(既に何度も経験した)
きっと思い通りにならないことも出てくるだろう。こんな時、自分が施主だとどのように感じるのか。それを知りたかった。
そして2つ目。(これが家を建てたかった最大の理由)
老後の事を考えたのである。
老後を・・・と話し出すと大概の方は「まだまだお若いのに~?」と来月35才を迎える私にうれしいことを言って下さる。しかし私の考える老後対策では「まだまだ」ではなく「早く対策しておくに超したことはない」なのだ。私には両親と弟と一緒に住む家がある。弟も独身なのだが、万が一弟が結婚すると言い出し、そして両親と同居するなどと言ってごらんなさい。小姑になる私の居場所は一切なくなる。
そして居づらくなった私はアパートに入るであろう。
そして年月が過ぎ、70才を迎えた私にアパートの大家さんは更新をしてくれるだろうか。って言うかアパートだと死ぬ前の日まで家賃が発生している。こんなのイヤ~。
孤独死だってするかもしれない。そこで私はある一つの秘策を思い出した。
リバースモーゲージである。(参照:http://www.reversemortgage.jp/)簡単に言うと「不動産を担保に老後資金を借り入れし、自分が死んでしまった場合はその不動産を売却することで返済に充てる」システムなのだ。現行制度ではまだまだ利用価値が高い制度とは思えないが、私が老後資金を利用する頃の日本はきっと高齢者だらけである。
(私も少子化におおいに貢献している)今より使い勝手の良い制度になっている可能性も高い。
これだ・・・私はそう思った。
働き盛りに一生懸命ローンを返済し、70才頃には家(と土地)を担保に資金を工面し、老人施設に入ろう。そして第2の青春を謳歌するのだ。(どこそこのおじいちゃんを好きになるとか何とか・笑)
施設の職員の方に遺言を預けても良い。
少なくとも「孤独死の果てに2ヶ月後に発見される」リスクは軽減する。今年私は35才になる。
住宅ローンを35年で組むと仮定しても最終返済年齢は70才。
年齢的にもギリギリだ。よって私は家づくりに踏み切ったのである。
今日も私の話を聞いて下さり皆様ありがとうございました。
こうやって私はストレス発散しながら家づくりが出来そうです。2011.6.24