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伊東さんちの家づくり⑭地盤と都市伝説
猛暑の中の基礎工事中である伊東家。
今日は基礎工事より前に行う重要な工事、地盤改良についてのお話である。地盤については様々な都市伝説が横行していると感じるのは私だけであろうか・・・。
せっかくなので都市伝説の解明も兼ねて(相変わらず大げさ)ご説明したい。良く聞く都市伝説その①「田んぼを埋めて3年寝かせると地盤が締まる」
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確かに埋めたばかりのフカフカの土は雨風にさらされ、年月と同時に締まってくるであろう。
でも地盤とはもっと土の下深~くに存在する、その土地を支えるための層(支持層や支持地盤と言う)を指すのである。
どんなに多く見積もっても田んぼだった頃は道路より1m程度しか下がっていない。
本当の支持地盤は更に深くに存在するのである。よって答えは×。
良く聞く都市伝説その②「地名が水に由来すると地盤が弱い」
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実績としては正しいと言える。
石川県で言うところの「穴水」「戸水」などなど。
実績としてことごとく地盤が弱かった。(支持地盤まで10mくらい掘ったところもあるくらいである)
地名はその昔の姿に由来することが多いと思われる。ただし、一概に言えないところから答えは△。
良く聞く都市伝説その③「竹林は根が張っているので地盤が良い」
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何度も申し上げているように、地盤の善し悪しは表面を支える支持地盤の深さで決まる。
どんなに根が張ろうとも支持層と根っこは関係ない。
ちなみに裏山が竹林の伊東家では支持地盤は表面から2.5mの深さに存在した。
要するに地盤が良くない類であった。伊東家が証明しているので答えは×。
って言うか来年からウチの裏山の竹林は土砂災害警報区域のイエローゾーンに指定される予定らしい。まさに③は都市伝説としか言いようがないのである。最後にウチの改良風景を皆様にお届けしたいと思います。
「丁張り」や「遣り方」などと呼ばれる木の柵は基礎や床の仕上がりの高さが書き込まれている大切な印。そこに柱状改良用の重機が入れられます。

重機が改良を開始。
柱の下に当たる場所に60cm口径のセメント柱を作っていく改良方法を柱状地盤改良と言います。

拡大写真。

最後はきれい整地して基礎の下地として完了。

ちなみに地盤改良はその建物の下に施工する工事のため、たとえ改良された土地であろうとも建物の位置が変われば再度必要になるのである。特にウチのような柱状地盤改良の場合は柱の下に改良が施されるため、ますます建て替え(しないけど)の際に再利用など出来ない。
「地盤改良の再利用」これも時々質問されるんです。
いつか都市伝説になるかも~。2011.7.22









